せどりで「腕時計」を扱う場合
今回の記事は過去のせどりシリーズの中でも高価な分類になるのではないでしょうか?そう、今回紹介していくのが「腕時計」にせどりについてとなります。素人目で見ても、仕入れも販売も高額になりそうなこの商材のメリット・デメリット等を順番に紹介していきたいと思います。
腕時計のせどりが人気な理由
このせどりについて紹介していく前に、「なぜ腕時計のせどりが人気なのか」。この理由について大まかに紹介していきたいと思います。
腕時計が多くの人気を集める理由の1つには、時計ブランドというものは基本的に世界共通なところにあります。例えば、カシオやロレックス、またはセイコーなどこの辺りの名前は誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?これはつまり、それだけ世間に認知されていることに他なりません。大雑把に言ってしまえば、こういった部分が腕時計がせどりで人気な所以なのです。特に、セイコーなどは我々日本人が思っている以上に世界に知られていたりなどするのだからびっくりですね。
せどりで腕時計を扱う場合のメリット・デメリット
前項で、腕時計が人気な理由も大まかにご理解いただいたと思うので、次に腕時計を扱った場合におけるメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
腕時計を扱った場合のメリットを大まかにまとめると、以下の通りです。
☑単純に売れた時の利益額が大きい
→腕時計というジャンルは基本的に1点辺りの単価が高く、安いものでも1~2万、一般的に高級時計と呼ばれるようなブランド商品にいたっては軽く見積もっても20~30万円程度のものとなる。結論から言うと、売れた時に高い利益を見込めるのが大きな特徴である。これはつまり、利益率の高い商品を1つ見つけることができれば、それだけで大きな利益をあげるメリットとなるのだ。
☑高額であろうと購入するファンがいる
→この腕時計というジャンルには熱心なファンとも言える顧客が一定数いることも、メリットの1つである。腕時計はその利便性も相まって、ブランドやメーカー等にこだわりを持つ方がよく見受けられる。これに加えてコレクター気質のファンについても一定数いるため、結果として「高額でも構わない」と考える人が多く、商品が売れやすい傾向にある。
以上のことから分かるように、熱心なファンがいるジャンルの商品というものは一定以上の需要があるので安定して売りやすいというメリットが存在する。
☑競合相手が他ジャンルより少ない
→この手のジャンルでは珍しいことに、競合相手が少ない点も腕時計のせどりにおける特徴である。そもそも、腕時計の商材は先にも述べたように基本的な単価が高い傾向にある。そういった理由から、仕入れの段階でどうしてもまとまった資金が必要になるので、必然的に転売に参入する人口が少なくなるのである。
これらに加えて、「出品申請の審査基準が厳しい」点も理由の1つとして挙げられる。これにより、腕時計のジャンルは出品申請をしても、前述したように審査が厳しいため通過できないことが多々ある。そういった訳で気軽には参入できないジャンルではあるがその反面、審査さえ通過してしまえばこっちのもので、競合相手の少ないフィールドで自分のビジネスを展開できるが大きなメリットがある。
次に、デメリットについて大まかにまとめると、以下の通りです。
☑取り扱いに多少の知識と目利きが必要
→これで問題になってくるのが中古の腕時計を扱う時である。というのも、新品の腕時計で取引する分には特に何も言うことがないのだが中古品の場合、同じ商品でもその状態によって価格帯にずれが生じてくるのである。そういった場合に大切なのが、「なにが原因で価格帯にずれが生じたのか」という点である。例えば、それは時計の年式なのか。または付属品の有無に関してなのか、或いは本体の経年劣化が原因なのか等。あくまで一例だが、こういった時に何故価格帯が違うのかと気にすることが腕時計を扱ううえでとても重要なのである。
☑仕入れにまとまった資金が必要
→メリットの項目でも分かるように、腕時計は1点辺りの単価が高価な部類である。そのため、新品無在庫ならともかく有在庫でのせどりなら文字通り、ある程度のまとまった金額が必要なのである。この資金問題はクレジットカードを利用することである程度緩和される。しかし、腕時計は高価なものほど回転率が悪くなる傾向にあるため結局のところ、使ったら使ったで資金の回収に困る展開が待ち受けているのでベストなのはまとまった資金が貯まるまでは別ジャンルのせどりを行うことだろう。
腕時計を扱う際の注意点について
前項で、腕時計を扱う際のメリット・デメリットについて幾らかご理解いただけたと思うので、最後にこのせどりを行ううえで注意しないといけない事柄を大まかに紹介していきたいと思います。
このせどりを行ううえで気をつけないといけいないことは幾つかありますが、その中でも危険度が高いと思われるのがブランドものを扱ううえで付いて回ると言っても過言ではない偽物の存在です。これを回避するためにも、本格的に取り扱うのであれば必ずある程度の目利きができるようになる必要があります。ただし、その目利きができないところで仕入れると場合によってはこの偽物を掴まされる可能性がでてくるので、「あまりに仕入れ価格が安い商品」や「イマイチ信頼が置けない仕入れ先」などのあからさまに怪しいものは絶対に利用しないようにしましょう。(万が一、偽物をブランド品として販売してしまった場合、逮捕される案件となるため。)
その他では、腕時計を仕入れるシーズンにも気を配るといいでしょう。これは何故かというと、何度も言うように腕時計は基本的な高価な買い物になります。そういったものは、やはりボーナス月やクリスマス・年末年始などの財布の紐が緩みやすい季節を狙って仕入れた方が商品の回転率がよくなるためです。たとえば12月を勝負月とするなら、まずは遅くてもハロウィン終了後から準備に向けて動き出す位で計画を立てましょう。
あと商品の販売でとても重要になってくるのが、腕時計の保証書についてです。何故なら、これがあるかないかでたとえ中古品であろうと腕時計の販売価格に+αが発生するケースがあるためです。そういった訳で、腕時計を仕入れる場合にはこの保証書の有無を必ず確認するようにしましょう。
また、中古の腕時計を仕入れる際に注意しなければいけないのが、その商品のコンディションです。このコンディションが存外重要で、これが良ければ価格帯は↑になり悪ければ↓にしないと売れません。また、悪い場合には販売後のトラブルになる可能性も考えられるため、それらを避けるためにもあまりに度を越したものの場合は素直に仕入れを見送ることも重要と言えるでしょう。
それ以外ではAmazonについてでしょうか。実はAmazonでは中古の腕時計の取り扱いが禁止されいてる関係で転売不可となっているのです。そのため、中古の腕時計が手元に入ってきた場合はヤフオク!や以前の記事で紹介したeBayなどを利用するのがいいでしょう。
如何でしたか?このように腕時計のせどりには色々な制約がついている代わりに、高い利益が期待できるジャンルということが少しでも伝わったのであれば幸いです。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました!