グローバルに進化したヤフオク!?「ebay」とは一体なんなのか!
ネットビジネスと言われると「Amazon」や「ヤフオク」辺りがぱっと出ると思いますが、皆さんは「ebay」というものをご存知でしょうか?「聞いたことはある」「実際のところは全然分からない…」という方が多いのではないかと思われます。
ですが視点を世界に向けてみると、ebayは実はとても有名で「これからネットビジネスをしたい!」と考えている人には”是非とも知っておいてもらいたいもの”と言えます。
「ebay」とはなにか、「仕入れる際の注意したいポイントとは?」等に焦点を当てながら、順番に紹介していきましょう。
目次
「ebay」とはなにか?
日本では、いまだ「ebayってなに???」と疑問に思われる方が大多数と思われますが、簡単に言ってしまえば「グローバルとなったヤフオク」です。
日本国内だけのを市場とするヤフオクとは違って、「ebay」は”世界規模となるのでそれに比例して利用者数も凄まじい”の一言に尽きます。
”利用者が多い”ということは、それだけ”扱われている商品の数も非常に多くなる”という訳で、かつそれは”世界中のあらゆるものが対象”となるので、”思わず「これ欲しいっ!!」となるような商品”や”中々見かけない様な珍商品”などが多く存在しています。
そうやって聞いてしまうと、「何だかよく分からないから…」などと敬遠してしまうのは”勿体ない”と思いませんか?
実際のところ、「どのくらい違うのか?」を簡単に比較できるよう、まとめてみましょう。
商品数…5,000万品以上
利用国…日本のみ
商品数…10億品以上
利用国…30ヶ国以上
先にも述べましたが、”利用者数が沢山=商品数も沢山”ということが一目で分かりますね。これだけの大差があるものの、いまだ日本ではヤフオクが主流となっている状況です。
過去、「ebay」は「イーベイジャパン」を設立して日本進出を試みるも、当時のヤフオクに歯が立たず1999年~2002年の僅か4年という短い期間で撤退しています。”「得体の知れないものは不安だから利用したくない」という人間心理”の面から考えてみれば、国内のみを市場とする”ヤフオクの方が安心して利用できる”となるのは仕方のないことだったのでしょう。
しかし、最近では遂に「ebay」のメリットに気づいたのか、ebayを利用しだす日本人が増えてきているようです。そういった訳で、本題に入る前にまずは「ebay」について理解を深めておきましょう。
「ebay」を使ううえで気になること
「ebay」を利用するにあたり、まず”最初に気になること”と言えばやはり「トラブルがないのか」という点でしょう。
結論から申し上げると、取引なのですから当然、「トラブルがまったくない」というわけにはいきません。かと言って、多発しているわけでもありませんが。
取引という関係上、ヤフオクに限ったことではありませんが、似たように”トラブルはつきもの”と考えましょう。特に「ebay」は”世界規模のプラットフォーム”なので、”文化の違い”などの普段ならまず考えないような部分からハプニングに発展してしまうこともあるのです。
金銭トラブルについて
取引をするわけですから当然、真っ先に疑問に上がるのは”金銭面のトラブル”でしょう。「海外の人とやり取りするのに、支払いがされないなどのトラブルがないのか?」など不安に思うところもあるでしょうが、まず「ebay」では「PayPal」を採用しています。
PayPalと呼ばれる”決済方法のメリット”に関して、まとめると以下の通りです。
◎商品が届かなかった場合には返金される
◎「商品の状態が悪い」「説明内容と異なっている」といった場合にも返金される
そういう訳で、安心して買い物が出来るうえ、金銭トラブルの面についても”ほぼ”無いと言えるでしょう。
偽物の危険性について
こと「ebay」に限ったことではありませんが、「偽物が売られていることがある」というのは”紛れもない事実”です。
・セラーでの評価が異様に悪い
・商品説明文が曖昧で、かつ分かりにくいなど
上記のような内容には細心の注意をはらって、騙されないようにしましょう。
また、”セラーでの評価は特に重要”になります。ブランド品などはその性質上、偽物が多く市場に出回っており、”商品説明文で分かりにくい場合には思い切って「本物ですか?」と直接問い合わせる”と安心です。これは「ebay」に限ったことではなく、ヤフオクを利用する場合にもあることなので購入の際は必ず注意しましょう。
関税の適用について
せっかく「いい商品を安く仕入れられた!」と思っても、それには関税が適用される場合があり「予想以上に費用がかかって赤字になってしまった…」なんて事例も残念ながらあります。「ebay」はヤフオクとは違い、世界相手の市場なので、その点は念頭に置いて利用しましょう。
クレーム対応について
商品の取引なので当然、”クレームがまったくない”なんてことは、まずありえません。
しかし、「クレーマーにぶち当たる」なんてことは非常に稀で、仮にあったとしても「商品が届かないが、いつ頃到着するのか」という問い合わせ程度のものがほとんどだったりします。こういった場合にも、即時対応ができるように”追跡番号を予め控えておく”ように心がけましょう。「海外が相手の取引だから…」と必要以上に怖がる必要は全くないのです。
実際のところ「ebay」ってどんな感じなの???
実際に利用した方から聞いた「ebay」の評判については、当然と言えば当然ですが、やはり悪いものもあったりします。(ごく少数ではありますが…)
しかし”世界中に沢山のユーザーが存在”し、それらが”日夜、数えるのが億劫になるほどの取引”を1995年の設立から20年以上もの間、続けていける訳ですから当然、それだけ評価されているということに他なりません。
実際のところ、マナー違反のユーザーが原因で”残念な取引となってしまったケース”も多々あります。
ただ、「ebay」もプライバシーポリシーなどのセキュリティ面の強化を欠かさず続け、悪質なユーザーの排除という目標に日々努力と工夫を重ねているので、むしろ安心して利用できるようと言えるでしょう。
ただ1点注意が必要なのは、「ebay」は”買い手保護の意志が強い傾向”にあり、聊か理不尽とも思える”買い手の要求”にも対応しないといけないという面です。
具体的な違いをまとめると、以下の通りです。
・外国人の場合→開封してすぐの返品なのだから”全額返金が当たり前”
このように、双方の常識や考え方の行き違いによって、こういったケースでは”全額返金する”ことを「ebay」から通告されることが通常の対応になるようです。ただ、この点については”ケースバイケース”なところも多分にあるので、その辺りはebayカスタマーサービスと相談しながら、迅速かつ適切な対応が出来るように心がけていきましょう。
「ebay」を使うにあたって、英語って必須!?
「ebay」は世界規模な市場である関係上、当然やり取りは日本語ではなく英語が主流です。少し前であったなら海外の人と取引する際、英語は必須でしたが、今はそうでもありません。そう、ただ買うだけであれば”購入ボタンを押すだけ”なので英語力などそもそも必要ないのです。
商品説明文を確認するのであれば、”Google翻訳機能”などを用いることで”正確に”と迄はいきませんが、意味が分かる程度のレベルには簡単に訳してくる訳で。
また、売り手である場合には、残念ながらできる限り正確な英文で対応しなければなりませんが、幸い取引上では”難しい会話は求められない”のでその点についてはあまり心配は要らないと言えるでしょう。
仮に正確な英文でなくても、”伝えたい内容さえ分かってもらえればクレームに繋がることはまずありません”。
今の時代の流れや、「英語が苦手でも簡単に海外の人と取引が出来る」という点でも「ebay」は本当に便利なツールと言えるでしょう。
余談ですが、どうしても「日本語で検索したい!」「外国人と直接やり取りしたくない」といった方向けに、「ebay」と「ヤフオク!」が提携してできた「セカイモン」と呼ばれるサイトもあるので、そちらの利用を検討されるのもアリかと思います。(ただし、手数料が通常より遥かに高くなるため要注意。)
「ebay」利用時に注意すべき点について
前項で「英語が苦手でも簡単に海外の人と取引が出来る」と述べましたが、まだまだ「ebay」を活用しての仕入れに不安を覚える人も多くいることでしょう。
その辺の会社と違い、”一個人ですべて海外の人相手に取引をする”ことになるわけですから、そう思われるのも無理はないかと思います。
そこで、「ebay」の仕入れで”どのような点に注意すればいいのか”をポイントごとにまとめてみました。
今後、「ebay」の仕入れを考えている人は”必ず頭に入れておく”べきでしょう。
「ebay」で扱われる多種多様な商品について
日本国内だけで展開しているヤフオクでは、基本的に夜間の稼働はどうしても少なくなります。
しかし、「ebay」は世界中で展開している仕様上、24時間休まず稼働しているとも言えます。そのため、”日本時間では深夜であっても、掘り出し物や珍品はたくさん出品されている”訳です。商品数も10億を超えているので、探しきれないほど多くの商品が出品されています。
ここでのポイントは”ヤフオクやAmazonなどで売れ筋ランキングなどを参考”としたうえで”検索キーワードを決めて”リサーチを行うようにしましょう。出品数がとんでもない「ebay」だからこそ、ヤフオクよりもお目当ての商品に出会える確率が比較的高いとも言えるでしょう。
重要なのは”入札・落札のタイミング”!?
”国内展開のヤフオク”と”世界規模で展開している「ebay」”では当然、事情が違ってきます。こと仕入れ値においても、円高や円安を常にチェックしておかなければなりません。
・円安…海外の商品が高くなり、逆に日本の商品は安くなる。輸出の面では良いが輸入に対しては向かない
仕入れが輸入になる関係上、やはりやるなら”円高であるタイミングがベスト”でしょう。
ここで要注意なのは、”海外からの発送になる関係上、到着に時間がかかる点”と、また”国内で転売するまでかなりの時間を要する点”です。この2点を考慮したうえで「ebay」での仕入れを行うようにしましょう。
また支払い面については、先にも述べましたが”個人情報を知られることなく安全に取引が出来る”「PayPal」を使用してください。
安全かつスピーディーに支払い決済ができる点でも、非常に有効と言えます。
仕入れの時の心構え
これについては「ヤフオク!」や「ebay」に限ったことではありませんが、「仕入れ」とはその性質上”いつでも上手くいくとは限りません”。転売が軌道に乗り、上手くいっているうちは良いのですが、いずれ必ずスランプがやってきます。
これは商売の面に限ったことではなく、長い人生の中では当然の現象とも言えます。そうなった場合、無理をしてまで「ebay」で仕入れをする必要もないので一旦やめて、少し休憩をいれてみては如何でしょう?
上手くいかないのには必ず理由があると思います。ですが、焦っていても状況は改善されないし、ましてや解決にもなりません。
また、一度仕入れという業務から離れてみることで”新たな発見”があるかもしれません。スランプに陥り「もうやめてしまいたい…」なんて思う前に、一度気持ちをリセットすることも大事なのです。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました!