せどりで「化粧品」を扱う場合の注意点！
世の女性たちにとって欠かせないであろうアイテム。そう、化粧品です。2020年現在ではもはや数えるのも馬鹿らしくなるほど、それこそ「星の数ほどある」と表現しても差し支えないであろうこの化粧品。今回は、そんな化粧品にまつわるせどりについて紹介していきたいと思います。
化粧品せどりとは？
では詳しい紹介の前に、まずは「化粧品せどりとは一体何なのか」についてお話していきたいと思います。
化粧品せどりとは、簡単に言ってしまえば女性が主に使用している化粧品をインターネットの通販サイト、または店舗から仕入れてそれをAmazon等で転売することで利益を得る商法を指します。
せどりで取り扱われる化粧品の種類はそれこそ多岐にわたります。(例を挙げると、化粧水やマスカラ、パックetc.。)
また、化粧品は言ってしまえば消耗品に分類されるもののため、「1回買ってハイ終わり！」という訳にはいかず、使って無くなればまた購入しないといけません。人によっては、お気に入りのブランドもあるでしょう。つまるところ、化粧品市場は安定した需要がある訳です。
そういった市場だからこそ、化粧品せどりは転売の中でもコツさえつかめれば継続して利益を出すことが可能なジャンルなのです。
以上の理由から、化粧品せどりは人気が高く、また多くの人が始めたいと考えている訳なのです。
せどりで化粧品を扱う場合のメリット・デメリット
化粧品せどりが何かご理解いただいたところで、次にこのせどりにおけるメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
メリットについて大まかにまとめると、以下の通りです。
☑安定した需要と商品の回転が早い
→先にも述べたようにこのせどりのメリットは、安定した需要と商品の回転の早さである。前項からも分かるように、化粧品とは女性が毎日のように使用する消耗品なので、とにかく商品の回転速度が早いのである。簡単に言ってしまえば、化粧品は女性からしたら生活に欠かせない必需品なのである。それこそ、一般的な化粧品であれば安価であることも手伝って、多くの人はストックが無くなればすぐにでも買い足してくれるだろう。
また、人それぞれではあるが亡くなるまで化粧品を使い続ける方もいるだろうし、そういった理由から他ジャンルでよくあるような需要の変動が極めて考えづらい。
以上のことから分かるように、安定した需要が見込めるということは、せどりをするうえで背負うリスクが少ないということと同義であり、とても重要な事柄なのだ。
また化粧品の需要の特徴として、1つの商品を気に入ってくれたなら、それこそ市場から消えるまでそれを使い続けることが多い(俗にいうリピーター)傾向にあり、コンスタントに売上を出すことも可能。
☑何かにつけて扱いやすい
→個人でせどりをするうえで稼ぎやすい商品の特徴をまとめると、「小さい・軽い・丈夫」となる。何故かと言うと、大きくて重い商品は必ずと言っていいほど送料がかさむことから、購入者側がネットでの購入を躊躇う傾向にある。また、壊れやすい商品については、割とよくある配送途中での破損リスクを考えた結果、自分で運べる店舗で購入することが多いだろう。これに加え、大きくて重い商品はその性質上、在庫管理が面倒くさいというデメリットも併せ持っている。
以上の理由から分かるように、化粧品はこの真逆を行く「小さい・軽い・丈夫」の3項目を全て満たしているため、個人せどりのうえでは最適と言えるのである。
☑商品単価が比較的安い
→そもそも、化粧品は商品単価が比較的安い分類である。一般的な化粧品であれば、大体が1万円を下回る位の値段で購入可能なものが殆どである。以上の理由から、仕入れるにあたり多くの資金を必要としないという大きなメリットになるのである。
また、それぞれの商品自体が他ジャンルと比較しても小さいため、発送時の出費も安く済むという点もせどりにおいて大きな魅力である。(せっかく安価で仕入れても送料が高いと、結果的に利益が少なくなってしまうため)
また上記でも述べたように、商品が小さく扱いやすいため、在庫の保管スペースについても大して圧迫しないのは嬉しい点と言える。
次に、デメリットについて大まかにまとめると、以下の通りです。
☑競合相手が他ジャンルと比較しても多い
→メリットの項目からも分かるように、コンスタントに利益を出せるうえに扱いやすいためか競合相手が非常に多いのが化粧品である。競合相手が多いということは、当然せどりをするうえで最も怖い価格競争が発生しやすいということを意味する。
これについては化粧品に限ったことではないが、一般的に消耗品と呼ばれるものを購入する際は1円でも安い方がいいと考えるのが人間である。そういった理由から、化粧品の売値を高価に設定すると回転速度は落ち、かといって安価にすると薄利になるジレンマに陥ってしまう。これらを回避するには、競合相手との明確な差別化を図る必要がでてくるのである。
例えば、特定のメーカー或いはブランドを専門的に扱ったりアフターケアやセット売りなどを充実させたりなど、方法については多岐にわたる。または、転売先そのものを変える等の工夫も場合によっては必要だろう。
☑商品単価が安い＝薄利
→一般的な化粧品は、高い回転率を誇る反面、どうしても単価が安いデメリットが存在する。そのため、大きな利益を上げるためには大量に転売する、俗にいう薄利多売をする必要があるのだ。
しかし、利用する転売先によっては新規のアカウントで大量に出品した場合、アカウント停止の措置を受ける危険性がある。仮に停止してしまった場合、「大量に販売して利益を出さないといけないのに…」なんてジレンマを抱えることは火を見るよりも明らかなので、転売先についてはよく考えて選択すること。
☑化粧品に関する知知識が必要
→一部例外はあれど、化粧品は基本的に女性が使うため、男性が取り扱う場合には化粧品に関する知識を仕入れる必要が出てくる。(あくまで一般的な、という話なので悪しからず。)
そもそも、世の男性の殆どは女性に比べ化粧品を使用する機会が圧倒的に少ない、或いは皆無な人が大多数と思われる。そういった理由から、このせどりを始めたばかりの頃は全くと言っていいほど化粧品に関する知識がない状態での取引になるだろう。他のジャンルでも言えることだが、売れる商品(+利益が取れる商品)を仕入れるには、絶対に関連の知識が必要となる。そのため、もしも男性が化粧品せどりを始めるのであれば、事前に化粧関連の知識を頭に入れておく等の前準備が必要不可欠と言えるだろう。
また、女性であってもこのせどりで利益を上げたいのであれば、人気の化粧品の傾向や含まれる成分などの情報についてある程度の勉強はどちらにせよ必要だろう。
化粧品を取り扱ううえで注意が必要なこと
最後に、化粧品を転売する上で注意しないといけない事柄をおおまかにまとめて、紹介していきたいと思います。
☑メーカーによって規制がかかっている
→Amazon等ではある意味でお馴染みとも言える、メーカー規制がかかった化粧品を転売してしまった場合、アカウントの停止或いは逮捕されたりする危険性がある。
例を挙げると、美容室専用になっているシャンプーやトリートメントといった商品は、メーカーサイドが流通を制限している関係で、秘密裏に転売した場合漏れなく逮捕となる。これいついては、実際にメーカーの製造番号を削ってバレないように細工をしていた方々が、あえなく逮捕されたという実績もあるので要注意である。
また、現在は規制がかかっていないメーカーであっても、ある日突然規制がかかる、なんてことも十分にあり得るため万道かもしれないがメーカー規制に関しては常日頃からチェックしておくこと。
余談だが、モノレートなどの市場調査が可能なツールで確認した際に、商品が売れてもいないのに出品者数がいきなり減っていた場合、高確率でこのメーカー規制がかかったと考えられるので要注意である。
上記内容の他にも、海外から輸入した化粧品等は薬事法の観点から場合によっては逮捕につながることもあるため、取り扱いには細心の注意を払う必要があります。(含まれている成分が薬事法で禁止されているかどうか事前にチェックする必要がある。)
いかがでしょうか。一見、せどりにおいては優秀な化粧品も深く踏み込むと怖い落とし穴が潜んでいる。なんてことがこの記事で少しでも伝わったのなら幸いです。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました！
