「カメラ転売」とは一体なにか?
せどりでは、日々多種多様な商品を取り扱う訳ですが、その中でも「カメラ」のカテゴリーは”高需要かつ高回転”であることがよくメリットとして挙げられます。他にも、”1個辺りの価格帯も高いため売れた時の利益にも期待できる”といった面も存在する訳ですが、勿論デメリットもある訳で…。
今回は、そんな「カメラせどり」について関連するお話を紹介していきたいと思います。
目次
カメラを取り扱うにあたってのメリットとは
☑1品あたりの利益額が高め
☑1日~3日の短期間で利益が出る傾向がある
☑商品の回転率が良好
☑売れる機種がある程度絞られる
☑中古品の需要が高い
☑マニアやコレクターが強いジャンル
まず、”カメラを取り扱う際のメリット”を大まかに挙げると、上記の通りです。
こと、カメラについては”1品あたりの利益額”が通常のせどりに比べ高めになる傾向にあります。また、それが比較的短期間で高回転することも魅力の一つです。
その中でも、一番の魅力は”売れる機種が限られている”点でしょう。これはつまり、”高く売れる機種”と”売れない機種”を覚えてしまえば、これといったリサーチの手間も省けるので、売れる方の機種だけ仕入れるだけで必然的に稼げるということになります。
他にも、カメラには”中古品の方が需要が高い”という面も存在します。これは、「古い品ほど希少なうえ人気がある」といったカメラの独自性のためです。また、新品にありがちなモデルチェンジによる大幅な価格の下落があまりないので、商品を安く仕入れることができればそれだけ利益が出しやすいということにもなります。
さらに、カメラのジャンルは”幅広いユーザー層に需要があります”。ライトユーザーもさることながら、ヘビーユーザーにもなれば、”自分が欲しいカメラがいい状態で出品されていれば値段を惜しまない”なんて方が沢山いらっしゃいます。これは、他のジャンルに比べディープなマニアが多いカメラだからこそあるのだと思います。
カメラに関するデメリットとは?
前項で挙げたメリットに対し、本項ではそのデメリットの面について紹介していきます。
☑東京以外の仕入れ先が乏しい
☑在庫を抱える(有在庫)必要がある
☑手間暇が他よりかかる
☑ある程度の専門知識が必要になる
今度は、”カメラを取り扱う際のデメリット”についてです。大まかに挙げると、上記の通りです。
まず、仕入れ先の話ですが、これは「日本で一番大きな中古カメラの市場が東京」になるため、地方都市だとどうしても仕入れ先の選択肢が少なくなってしまいます。
また、カメラせどりは”基本的に有在庫での販売”となるため、”必然的にある程度の資金力と、在庫として抱えている間の利益を他で賄える地力が必要”になってくる訳です。これについては、他の商品でも同じことなので兎にも角にも色々なプラットフォームに出品して”商品の露出を増やす”ことでカバーしていきましょう。
他にも、中古カメラという特性上、撮影するにあたって異常はないかどうか等”コンディションチェック”の必要がある点もデメリットと言えるでしょう。また、梱包・包装の面についても割れ物のため1点ずつ丁寧に進めないといけないにしても、中々に手間がかかると言えるでしょう。
これについては、早い段階での外注化にて対応していくしかないでしょう。
最後に、これについては当たり前と言ってもおかしくはないでしょう。カメラを取り扱うわけですから当然、性能やスペック等”ある程度の商品知識が必要”になります。知識があるかないかで、商品の売れ行きも変わっていきます。
仕入れる際の店舗・ポイントについて
次に、カメラを仕入れる際のポイントや仕入れ先について紹介していきたいと思います。
◎店舗で仕入れる場合
カメラを店舗で仕入れる場合、原則として”中古品のカメラを取り扱っている”ところで購入する形となります。
具体的な例を挙げると、全国チェーンで有名な「カメラのキタムラ」などでしょうか。ご存知の通り、この店舗では中古カメラの買取・販売からネット販売まで取り扱っており、このせどりを行ううえで欠かせない存在です。(ちなみにネットで購入した場合、商品は最寄りの店舗で受け取れるようになっています)
◎ヤフオクで仕入れる場合
「あそこなら仕入れられそう」と一番に頭に浮かぶ人もいるであろう、ヤフオク。意外なことに、ヤフオクでも中古カメラを仕入れることが可能です。
先にも述べたように、中古カメラの市場は東京が一番です。なので地方都市の方の場合は、ヤフオクでの仕入れが主体になっているようです。
ヤフオクで中古カメラを仕入れる際に、目を通さないといけないのが「家電・AV・カメラ」のカテゴリーにある「入門機」というグループです。このグループには「価格が安い機種」がまとまっているため、初めての方などは特に目を通すようにしましょう。
仕入れ・検品時に気を付けること
◎動作等に問題がないか
商品なのですから、正常に動かないなんてもっての外です。必ず問題がないことを確認しましょう。
特に古いカメラなどは、マニュアルレンズの動作でピントを合わせるために回すリングの動作がスムーズかどうかチェックを忘れないようにしましょう。
◎外観の状態について
外観に関しては、綺麗なほど商品価値は高くなるので入念にチェックしましょう。特に”レンズのガラス部分”のキズは写真写りに致命的な影響が出ることもあるので最重要なチェックポイントと言えるでしょう。
◎レンズの状態について
先にも述べましたが、レンズに何かしらの付着物があるだけで写真写りに多大な影響を与える要因になりかねません。
目視確認で気づくようなレベルなら商品にならないため、重点的なチェックを心掛けましょう。
今回のまとめ
「カメラせどり」とは通常のせどりと比較して、1品あたりの利益額が高く回転率も良好な反面、商品の仕入れにかかる金額や、検品等にかかる手間暇なども多くなるデメリットもあるビジネスです。
しかし年々、カメラ人気が徐々に上がってきていることも後押しして、利益面で申し上げるなら「カメラせどり」は当面の間心配はないでしょう。(中古カメラは販売相場が下がりづらい傾向にもあるため)
カメラを取り扱う以上、専門的な知識はどうしても必要となりますが、逆にそれさえ身につければ大きなチャンスとも言えます。根幹はせどりと同じく、”安く仕入れて高く売る”なのであなたのビジネスの選択肢に加えても損にはならないのではと思います。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました!