Amazon 販売アカウント停止の原因とは!?
皆様は、”Amazonアカウントがある日を境に、突然停止して使えなくなる”なんて話をご存知でしょうか?実は、最近”Amazonアカウントの停止や閉鎖される事例”が増えているのです。
これは、Amazon上級者のアカウントでも関係なく停止されているようで、例えば”月500万円売り上げていた人”などでも、突然アカウントが停止されネットニュースに取り上げらるなんてことも…。
今回は、そんな「Amazonアカウントの停止の理由」などを中心に紹介していきたいと思います。
目次
Amazonアカウントの停止・閉鎖(削除)とは???
まず、Amazonアカウントの停止や閉鎖(削除)は通称、「垢BAN」と呼ばれています。
Amazonアカウントの停止や閉鎖(削除)とは、”どのような状態”を指すのかについて触れていきましょう。
Amazonアカウントの停止とは???
Amazonアカウントが停止になると単純な話、”Amazonで商品の販売ができなくなります”。
また、販売だけではなく”売上金も保留になり入金されなくなる状態”になるのです。
上で述べた通り、Amazonアカウントが停止している状態だと、”Amazonからの入金日が来ても入金されません”。
この状態のままでは、商品の仕入れをクレジットカードなどで行っている方だと、資金繰りが厳しくなり、そのまま支払いも難しくなる可能性があります。
ですが、Amazonアカウントが停止になった場合に、”Amazonへ改善策を提案する”ことによって、アカウントが復活する可能性があります。
Amazonアカウントの閉鎖(削除)とは???
Amazonアカウントの閉鎖(削除)は、”アカウント停止より更に重い処分”となります。
アカウント停止と違い、”アカウントが閉鎖(削除)されると2度と復活できない事がほとんどです”。
とどのつまり、Amazonでの販売に関わる一切が出来なくなってしまう訳です。
商品の販売は当然、全くできなくなり”売上金についても90日間保留”とされます。
この間に購入者からの返品などがあれば、その売上金から差し引かれて処理されます。
アカウント閉鎖(削除)になっても、セラーセントラルにはログインすることができます。
また、在庫や売上についても確認は可能です。
Amazonアカウントの審査とは???
Amazonアカウントには停止や閉鎖(削除)の他に、「アカウント審査」というものも存在します。
この「アカウント審査」は”停止や閉鎖(削除)の一歩手前の状態”を指します。
Amazonアカウント審査の状態になると、”最長30日間、アカウントを健全に運営しているかAmazonが審査”します。
アカウント停止、閉鎖(削除)との違いは、そのままでも”商品の販売が可能”な点です。
商品の販売は可能ですが、アカウント審査中は売上金は保留になるので注意が必要です。
Amazonアカウント審査の理由とは???
Amazonのアカウント審査になる原因としては、「Amazon顧客満足指数の低下」と「Amazon規約違反」主に挙げられます。
その他にも、「売れすぎ」なんてことが原因で、Amazonアカウントが審査になる場合もあります。
また、Amazonマーケットプレイスに新規でアカウントを作成して、”90日以内はアカウント審査が入る可能性が高くなります”。
具体的にどのくらいの金額かは不明ですが、”短期間で大量に売れた場合”にも、アカウント審査が入る可能性があります。
Amazonアカウント停止・閉鎖(削除)の理由とは???
Amazonのアカウントには、”挙げだすときりがない”レベルで細かい規約があります。
当然、そんなAmazonの規約に違反すると「アカウント停止や閉鎖(削除)の原因」になります。
Amazonの規約に関する詳細については、下記のリンク先にてご確認下さい。
Amazonの規約違反について大まかに挙げると、以下の内容があります。
☑購入者からの評価
☑Amazonカスタマーレビューの操作
☑偽物の販売
☑複数アカウント運営
☑児童ポルノ法に触れる商品の出品
☑アカウント閉鎖(削除)されたアカウントとの関連性
☑メーカーからの商標権、知的財産権侵害の申し立て
次に、各項目について順番に説明していきます。
☑Amazon顧客満足度の低下
Amazonでは「顧客満足指数」という制度を設けており、これを掘り下げていくと、「アカウント健全性」には、以下の5つの項目が設けられています。
☑キャンセル率
☑出荷遅延率
☑ポリシー違反
☑回答時間
上記に挙げた、それぞれの項目には「目標数値」というものが定められており、それを下回ると黄色(注意)となります。
また、それを大きく下回ると赤(悪い)となります。
この5項目の中で、”最も重要”とされているものが「出荷遅延率」になります。
これはつまり「本当に在庫を持っているのか?」、「本当に商品を発送しているのか?」などについて”厳しくチェック”しているのです。
上記の理由により、Amazonは”FBA出品者よりも自己発送での出品者へのチェックが厳しい傾向”があります。
☑Amazon購入者からの評価
「Amazon購入者からの評価」も、”アカウント停止や閉鎖(削除)の重要な判断材料”になっています。
現在、”アカウント停止や閉鎖(削除)になる具体的な数値”については公開されていませんが、結果だけ見れば”購入者からの低い評価が多くなるとアカウント停止や閉鎖(削除)になる可能性は高い”と言えるでしょう。
その点から考えても、仮に”低い評価が付いてしまった場合”には、”Amazonと購入者に評価の削除依頼”をするのが良いでしょう。
☑Amazonカスタマーレビューの操作
Amazonでの購入者は、購入するかの参考意見として”商品のカスタマーレビューを見ている場合が多い”です。
Amazonでのレビュー数は、Amazonの検索エンジンである「A9」にも影響を与えます。
そのため、仮に自分が出品中の商品に対して”第三者へお金を払って★5つのカスタマーレビューを依頼”したり、自作自演のカスタマーレビューをしても”Amazonの規約違反となり”、当然アカウント停止や閉鎖(削除)の原因となります。
☑偽物の販売
Amazonの規約違反で”良くある”のが、「偽物の販売」です。
例え意図的ではなかったとしても、”購入者から偽物だと申し立てがあれば”Amazonは偽物だと判断してしまいます。
Amazonでは”購入者の意見は絶対”と言ってもいいです。
つまり、”購入者から偽物だとクレーム”があると、Amazonは”商品の真贋に関わらず偽物”と判断するのです。
実際に”商品が偽物ではなかった場合”でも、”Amazonの判断を覆すためにはメーカーや正規販売店の請求書が必要”になります。
そのため、ほとんどの場合、正規品であることの証明が難しくなっています。
☑Amazon複数アカウント運営
”同じ人が複数のAmazonアカウントを運営”することは”Amazonの規約違反”となり、当然アカウント停止や閉鎖(削除)の原因となります。
「Amazonにバレなければ良い」、なんて考える人もいると思いますが、完全に”別人”にならなければバレます。
実際、Amazonは”サイトにアクセスのあったIPアドレスを全て記録”しています。
そのため、同一IPから複数アカウントへログインしていると、いずれはAmazonにバレてしまうのです。
☑児童ポルノ法に触れる商品の出品
Amazonでは、「児童ポルノ法」に触れる商品を出品するとアカウント閉鎖(削除)の原因となります。
水着のフィギュアや、子供を被写体にした媒体など、”児童ポルノ法に触れると判断される可能性のある商品”の出品は絶対に避けましょう。
☑閉鎖(削除)されたアカウントとの関連性
Amazonでは、過去にアカウント削除されたアカウントと何らかの情報が紐づいてしまうと、無条件でアカウント閉鎖(削除)されます。
このため、”削除されたAmazonアカウントとの紐付き”には十分な注意が必要です。
☑商標権・知的財産権の侵害
Amazonに出品中の商品について、”商標権登録されている商品を無断で販売した”とする理由で、メーカーなどから商標権侵害や知的財産権侵害のクレームが来る場合があります。
この場合も同様に、アカウント停止や閉鎖(削除)の原因となります。
Amazonアカウント停止から復活する方法は???
先にも述べましたが、Amazonアカウント停止になった場合でも、”アカウント停止を解除して復活できる可能性”があります。
17日以内にAmazonに改善策を提出して”それが認められれば、アカウント停止を解除”することができます。
具体的な話をすると、”以下の説明と改善内容をAmazonにメールする”ことでアカウント停止が解除される可能性があります。
☑規約違反の原因
☑規約違反に対する具体的な改善内容の説明
☑改善策を施した場合の効果について
☑改善策の実施日
☑謝罪文
Amazonアカウントの停止が解除されれば、Amazonでの販売が再開され、保留されていた売上金も入金されるようになります。
Amazonアカウント閉鎖(削除)から復活する方法は???
これについては、一旦Amazonアカウントが閉鎖(削除)されてしまうと、
残念ながらアカウント復活の見込みはほとんどありません。
まとめ
Amazonアカウント停止や閉鎖(削除)の主な理由は、Amazonの規約違反によるものがほとんどです。
Amazonの規約を正しく理解することで、未然にAmazonアカウント停止や閉鎖(削除)を防止することができます。
上記の理由のため、”Amazonの規約変更などは常にチェック”し、”該当する項目がある場合には速やかに対応”するようにしましょう。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました!