せどりで「ガラケー」を扱う際の注意点とは?
皆様こんにちは。携帯電話がスマートフォンのようなタイプに移行して久しいこの頃、「ガラケー」をすっかり携帯ショップで見かけることが少なくなってしまいました。私にしたらスマートフォンよりもガラケーに触れている時間の方が長かったためか、ついつい寂しく感じてしまいます。さて、話が逸れてしまいましたが今回の記事では、少々ニッチなせどり「ガラケー」についてご紹介していきたいと思います。
目次
ガラケーについて
せどりの話をする前に、まずは「ガラケー」についてのおさらいから始めていきたいと思います。ガラケーとは、所謂ガラパゴス携帯の略称です。ここから先は余談なのですが実はこのガラケー、日本特有の規格のようなものでその殆どが国内メーカで製造されているうえ世界標準からは外れていたりします。そういった理由からか世界市場には進出しておらず日本国内の市場に留まる、といった背景があったります。
また、名前の「ガラパゴス」についてもエクアドルにあるガラパゴス諸島が名前の由来になっているとかなんとか…そもそも、このガラパゴス諸島は外界と隔絶されているためか、”島独自の生態を確立しているのでその様子が日本国内でのみ発達した独自の通信規格と似ている”といった理由から名付けられたようです。
そんな歴史を持っているためかこのガラケー、熱心な愛好者がそれなりに存在するため意外に需要があったりします。そんな方々の需要にお応えるのが今回紹介する「ガラケーのせどり」という訳です。
ガラケーを扱う際に知っておきたいポイント
次に、せどりでガラケーを扱うにあたり必要となってくる知識やポイントについて紹介していきたいと思います。
ガラケーを扱う際に知っておきたいポイントをまとめると、以下の通りです。
☑白ロム
→基本的に端末側になんの制約もかかっていない状態の携帯を指す。この状態であれば、SIMカードを差し込むだけで使用可能となるので、ガラケーのせどりでは基本的にこの状態の物を仕入れることになる。
☑赤ロム
→docomoやauと言った所謂キャリアからネットワークの利用制限がかけられている状態の携帯を指す。この状態は端末自体に利用制限がかかる関係で、上記のようにSIMカードを差し替えても利用不可となっている。以上の理由により白ロムと比べると価値は低くなるの要注意。
☑水没マーク
→その端末が過去に水没したかどうかが一目で確認できるようになっているシールのこと。貼ってある箇所は端末によって違いがあるものの、必ず存在する。そもそも携帯は精密機器であり、水没は厳禁である。仮に今は動作していてもどこかで異常をきたす可能性が付きまとうため、水没マークの確認が取れている端末の場合は必ず弾くこと。
ガラケーを扱う場合のメリットについて
次に、せどりでガラケーを扱う場合に期待できるいくつかのメリットについて紹介していきたいと思います。
そのメリットを大まかにまとめると、以下の通りです。
☑新規参入者が比較的少ない
→前項で紹介した通り、このせどりには多少なりとも知識が必要なこともあり、新規参入者が少ない傾向にある。それに加え、ガラケー自体が衰退している点も理由の一つではないかと考えられる。そういった訳で、新しく始めるのであれば意外かもしれないがオススメのジャンルと言える。
☑商品の回転率・利益率が高い水準を保っている
→携帯電話は今や、生活の必需品と言っても過言ではないうえ、ガラケーに関しては日本で独自に発展してきたからか今でも一定数の根強い人気を誇っている。そういった理由から中古でも一定の相場で取引されており、機種によっては1万円を超えるような高額なものも存在するので期待値が高い。(意外なことに相場が、比較的安定しているジャンルだったりする。)
☑商品のサイズが小さいため色々な面で融通が利く
→ガラケー自体は、基本的に手のひらに収まるか大きくても少しはみ出す程度のサイズが殆どであり、この点はせどりにおいては非常に有効と言える。在庫として抱えるにしても、FBAで配送するにしても「サイズが小さいため嵩張らないうえ、送料も安く融通が利きやすい」といった点は、このせどりのメリットと言える。
☑商品については意外と覚えることが少ない
→スマートフォンに代わるまでは、日本国内でぶっちぎりの普及率を誇っていたガラケーなだけあってその種類は多岐に渡る。しかし、ここで覚える必要があるのは「あくまで需要がある機種」に限るため、実のところ覚えることは意外と少なかったりする。また、ガラケーに関しては、今後新たなものが増えるといった可能性も少ないと思われるので一旦メイン機種を覚えてしまえば後はこちらのものである。
その他にも、ガラケーは販売手数料が安くむ点や、取引相場が安定している点もメリットと言えるでしょう。
ガラケーの主な仕入れ先について
最後に、ガラケーの仕入れ先となる主な店舗やサイトについて紹介をしていきたいと思います。
1.ゲオ・ハードオフ・ブックオフ・etc.
ゲオに限ったことではありませんが、こういった中古の商品を扱っている店舗でのメリットは仕入れるものに対して一定の安心感と保証がつく点でしょう。個人間での取引では、動作確認やクリーンアップといった細かい部分が疎かになりがちなところですが、その分野に特化した店舗であれば店頭に並ぶ前に先に述べたような項目から、各種ロックといった忘れがちな部分までチェックがはいるためそういった心配も軽減できるのはせどり初心者などには心強いのではないでしょうか。
ただ、デメリットも当然あります。それは一端末辺りの仕入れ価格が割高になる点です。店頭に並ぶ以上、どうしても仕入れ価格は個人取引の物より高めになるのは、どうしてもついて回るものなので潔くあきらめましょう。(或いは、多少お金を出してでも安全を買うといった意識を持てば抵抗感も幾分か軽減できるのではないでしょうか。)
2.ヤフオク!・メルカリ・ラクマ
これらのサイトやアプリでのメリットは、個人間の取引のため店舗より安く仕入れができる点です。単純問題、利益を上げたいのであれば如何に仕入れを安く済ませるかがカギとなります。そういった点から見ても、先に述べたようなメリットがあるこれらのサイト・アプリは仕入れ先として最適と言えるでしょう。
その中でも、メルカリやラクマでは値引き交渉が可能な点も大きなメリットの一つです。加えてラクマは、取引時の手数料がメルカリの10%に対して3.5%と破格の数字となっています。この手数料も積もり積もれば馬鹿にできない金額になるため、可能であればラクマを中心に仕入れを行って利益率のUPを図るのが良いでしょう。
ただ、店舗同様こちらにも当然デメリットが存在します。それは、出品されている商品の状態等がバラバラな点です。こちらのメリットが、店舗のデメリットと真逆だったように、デメリットについても店舗のメリットと真逆になるのです。そもそも、店舗の場合は確認・販売しているのはそういった作業に慣れた方々が殆どであることに対して、個人間での取引の場合は慣れていない方が殆どです。つまるところ、出品されている商品の状態や傷・動作感などが不明瞭なこともあるうえ、質問しても欲しい回答が返ってこない場合も考えられるのです。対策として、そういった場合の取引ではどこを確認すればよいか等のテンプレート、もしくはマニュアルを事前に準備しておくのが良いでしょう。
まとめ
如何でしたか?このように、今後衰退していくであろうガラケーでもせどりで十分に利益が見込めることが少しでもお伝え出来たのであれば幸いです。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました!