せどりで「おもちゃ」を取り扱う場合
皆様は、せどりでおもちゃを扱ったことはありますか?正直、扱にあたっての流れと言えばいいでしょうか?具体的なイメージがイマイチ湧かないとの声が多いのがこの「おもちゃ」です。今回は、そんな「おもちゃ」に関するせどりについて紹介していきたいと思います。
せどりでおもちゃを扱う場合のメリット・デメリット
次に、せどりでおもちゃを扱った場合のメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。
メリットについて大まかにまとめると、以下の通りです。
☑人気商品が他ジャンルより多く回転率も良好
→主に店舗で新品を仕入れることになるため、利益率は低くなるが代わりに買い付けについては他ジャンルと比較しても容易である。おもちゃ自体の手数料は15%と決して安くはないが、仕入れ時のトレンドや放送中の戦隊シリーズ・仮面ライダー等のタイアップ商品等は人気がすごく物によっては大量に売れることもあるため、それなりの利益が期待できる。(ただし、このせどりはプレミアが付いた物を覗けば、基本的に新品を取り扱うため、先にも述べたように1個辺りの利益は低いので数を売って利益を出すスタイルとなる。)また、ほぼほぼ新品を扱うことになるため検品にかかる手間が少なく済む点もメリットの一つと言える。
☑クリスマス等の勝負月が明確にある
→おもちゃという物には明確な売り時(または勝負月)というものがある。それはクリスマス・正月といった皆の財布の紐が緩む時で、1年で一番のチャンスとも言える。この時期に突入すると、プレゼント目的でとにかく商品が高頻度で売れていくためまさに稼ぎ時となる。そのため、この勝負月に合わせてトレンドの商品を仕入れるように事前調整が重要になる。
☑メイン商品の目途が立ちやすい
→先にも述べたように、おもちゃなら何でもいいという訳では無く、あくまでトレンドになっている商品を仕入れることがマストである。何が言いたいかと言うと、転売するにあたり人気の商品だけを仕入れればいいので、個数こそまちまちだが複数の店舗で同じ商品をひたすら購入していくだけなのである。(勿論、在庫に残らないよう調整は必須であるが。)そういった理由で、このせどりのコツはそう多くないためせどりを始めたばかりの方にも難しくはない部類となる。
デメリットについて大まかにまとめると、以下の通りである。
☑商品の保管にスペースを取られる
→おもちゃというものは、外箱がどうしても大きい物が多いため結果的に商品の保管にスペースを取られる傾向にある。スペースを取られることは、せどりにおいて大きなデメリットとなる。また、サイズが大きいということはFBAにしろ自己配送にしろ段ボールのサイズが大きくなるうえ、”配送料もかさむといったデメリットもある”ためおもちゃを扱う際は特に注意すること。
☑店舗側で購入制限をかけられる場合がある
→インターネットが発達して久しい昨今、転売がしやすい環境になった為か店舗側でも転売や買い占め防止を目的とした「お一人様1点限り」「1家族様1点限り」といった対策が取られていることが多くなっている。店舗としても、集客目的で人気のおもちゃを注目商品として取り扱っている部分もあり、他のお客様へ商品を行き届かせるといった意味合いでもこういった対策が取られるのは、ある意味仕方ないのかもしれない。
☑商品の仕入れ値が高い傾向にある
→このせどりは、新品のおもちゃを仕入れるのが主である。そのため、仕入れ値がどうしても5000~10000円付近になってしまうので仕入れた商品の売れ行きよっては、その後の資金繰りに影響が出やす面が存在する。そういった理由で、もしも大量に仕入れる場合にはクリスマス等の在庫がはけやすい時期をしっかりと意識すること。
おもちゃの仕入れ時について
次に、おもちゃの主な仕入れ時について紹介していきたいと思います。これについては、やはりおもちゃが売れやすい時期を狙うのがマストでしょう。代表としては、先にも述べたようなクリスマスでしょうか。他にも子供に関するイベント事はおもちゃが売れる絶好の機会と言えます。その理由として、子供に関するイベントはお祝い事が多く端的に言ってしまえば祖父母や両親のお財布の紐がなにかと緩む訳です。そのタイミングを狙って人気のおもちゃを仕入れることが重要なのです。
ただし、一番はどこまでいってもクリスマスです。なので、遅くても10月頃からクリスマスに向けての準備を始めクリスマスイブまでに商品を売り切れるように計画を立てる世にしましょう。
クリスマス時期を過ぎた場合の動き方について
さて、ここまででお分かりのように今回紹介しているおもちゃのせどりの勝負時はクリスマスです。では、それが過ぎてしまった場合また来年まで待たなければいけないのでしょうか?結論から言えばNOです。その理由としてクリスマス以外のオフシーズンは過去に人気となったおもちゃ(俗にいう廃版・プレミア品)探しが主な仕事となるためです。これに加え、供給量が少なかった商品は得てしてプレミアになりやすい傾向になるのでそういった商品をリサーチ・仕入れることに力を入れるのが良いでしょう。
ただ、先にも述べたようにおもちゃのせどりは時期を選ぶ分、他のジャンルよりもシビアな面があります。そのため、おもちゃだけに頼らず他のジャンルと並行してせどりしていくことがとても大切です。
新品のおもちゃを出荷する時に注意すること
最後に、このせどりを行ううえで重要になる「おもちゃを出荷する際の注意点」についてです。
当ジャンルのせどりは、客層が大きく2つに分かれます。まずコレクターが自分のコレクションのために購入する場合。もう1つは子供へのプレゼントとして購入する場合です。特に前者については、出荷するおもちゃの状態に細心の注意を払う必要があるため要注意です。例えば、購入者が前者のようなコレクターの場合、外箱の傷や角が少しでもつぶれているようなら高確率で即返品、或いはクレームの原因となるためしっかりと気を付けましょう。
ここで重要になってくるのは、「たとえ新品未開封の商品であっても詳細な状態を予め商品説明に記載する」ということです。新品でこの対応なのですから、当然中古品を販売するのであれば外箱の有無や傷、汚れから商品の状態や、果ては付属品の有無にいたるまで抜けなくしっかり確認しておくようにしましょう。
忘れていけないのが、動くおもちゃの場合です。これらに該当するおもちゃについては、出荷前に動作の確認も必ず行うようにしましょう。
上記で挙げたような確認作業を怠った場合、それが原因でクレームにつながってしまうばかりか、「部品が一つ足りなかったという小さなミスで純粋に利益が減ってしてしまう」なんてことにもつながりかねません。これについては、おもちゃを仕入れるときに一番注意しないといけません。なので付属品の有無については徹底した確認を行ったうえで、お客様に安心して購入してもらうように準備していくことがとても重要です。また、自己配送に登録した商品の場合は、商品であるおもちゃに加え外箱自体にも傷が付くことのないように緩衝材(プチプチ)等で包むなどして、しっかりとクレーム・返品対策をしておきましょう。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました!