せどりで「フィギュア」を取り扱う場合
皆様も一度はどこかで見かけたことがあるのではないでしょう?そう、ホビーの定番としておもちゃを扱っているところなら殆どのところに置いてあるであろう「フィギュア」。昨今では、ゲームセンターだったり果ては喫茶店なんかにも飾ってあるこのフィギュア。今回は、そんな昔と比べ馴染み深くなったフィギュアのせどりについて、紹介していきたいと思います。
フィギュアのせどりについて
まず最初は、「フィギュアのせどりってソッチ系に詳しい人じゃないと難しいんじゃないの?」といった疑問のところから解消していきたいと思います。通常、フィギュアと聞いて皆様が一番に想像するのは恐らくアニメ関係のフィギュアが殆どでしょう。そういったところから、先に述べたような”詳しい人じゃないと儲けられない”といった先入観が生まれるのだと思います。結論から言いましょう、決してそんなことはありません。意外かもしれませんが、アニメやゲームなどに詳しくなくてもこのせどりはきちんと成立するのです。
なので、「アニメやゲームはちょっと…」といった苦手意識や先入観は捨てて、このせどりのメリット・デメリットや基本をしっかりと認識したうえで挑戦してみるのは如何でしょうか?
せどりでフィギュアを扱う場合のメリット・デメリット
次に、このせどりを行ううえで発生するであろう、メリットとデメリットについて大まかにまとめて紹介していきたいと思います。
まず、メリットについて大まかにまとめると、以下の通りです。
☑商品が高回転のうえプレミアがつきやすい
→まずフィギュアは、その生産数が他のジャンルで扱うような商品たちと比べ圧倒的に少ない傾向にある。これは高額なフィギュアなどは殆どが人の手によって作られるため、どうしても数がに限りがることに起因する。(一部、例外はあるが割愛。)そういった理由に加え、フィギュアは基本的に欲しい人間は事前に予約するものなので、それ以外で店頭に並ぶ数は決して多くないため結果的に世に出回る数も少なくなるのである。この状態になった場合に期待できるのが、「商品のプレミア化」である。人間誰しも、「一度手に入らないと分かると、何故か無性にそれが欲しくなる」といったある種の病気に悩まされたことは、一度や二度では無いはず。そういった意味で、このフィギュアのせどりはその病気を利用して「プレミア化した商品を凡ミス等で取り逃がした相手に定価よりも高値で販売する」ことが利益を出す最大の手段となるのである。
☑購入する客層が意外と広い
→一見、フィギュアと言えば購入するのは俗にいうオタクと呼ばれる人種と思われがちだろう。しかし、昨今では決してそうとは言い切れないのである。例として挙げると、ワンピースやドラゴンボールと言った老若男女問わずそれこそ世界中で愛されていると言っても過言ではない作品のフィギュアがそうだ。これらの商品は、作品のタイプも相まってか購入するのにあまり抵抗感がないので、それこそ「アニメを見てカッコいいと思ったから」なんて理由でもあれば、誰しもが購入者となるだろう。
また、先に挙げた商品が高回転な理由もここにあったりする。例えば、今まで集めていたフィギュアを手放す人と、その作品に最近ハマって関連フィギュアを欲する人がいればあら不思議。ここで取引が成立するので結果的に商品は高回転を維持するのである。
☑競合相手となるせどらーが少ない
→以外かもしれないが、このジャンルのせどりは競合相手が想像より少ない。そのため、せどりでも大きなデメリットとなる価格競争の発生が低いといったメリットが存在する。また、競合相手が抱える在庫についても大まかな平均で1~3個と少なく、それらが売れてしまえば出品ページから退場するので自分の商品が売れないといった問題回避も可能と言える。(ただし、それはつまり「このせどりは持てる在庫の数が限られている」ことに他ならないため、その点は忘れないようにする。)
次に、デメリットについて大まかにまとめると、以下の通りである。
☑商品の大量仕入れが難しい
→先にも述べたように、このフィギュアというジャンルは基本的に生産数が少ない傾向にある。それに加え、人気の高い商品は買い占め防止等の理由から「予め購入数が決められていたりする」ことも仕入れの難しさに拍車をかける要因になっている。そういった理由で、多く仕入れることができても2~3個となる。
また、昨今のフィギュアはそのクオリティに比例して価格帯も上昇傾向にあるため、どうしても多く仕入れるとなると資金がかさむ点もデメリットと言えるだろう。
☑仕入れ時と売り時のバランス取りが難しい
→先にも述べた通り、フィギュアは基本的に受注生産が殆どで店頭にならぶのは極僅かである。そういった中から「どのフィギュアを仕入れ、どのタイミングで販売するか」が非常に重要なのである。というのも、結局のところこのせどりは正規の需要と供給のバランスが崩れた時に一番利益を上げられるタイプである。仮にそちらのバランスが釣り合っているのであれば、わざわざ転売屋から購入する必要は言ってしまえば皆無なので、結果として商品が売れずに不良在庫と化すケースに発展するのである。
☑多少なりともフィギュアに関する知識が必要
→一言でフィギュアと言っても、その数と種類は多岐にわたる。そのため、どの商品が売れそうかある程度のあたりや狙いをつけるのに、どうしても関連の知識が必要となってくる。そういった意味でも定期的なリサーチが必要なジャンルと言える。
当せどりの主な立ち回り方について
最後に、このせどりで必要となる主な立ち回り方について紹介していきたいと思います。
このせどりに限ったことではありませんが基本は、Amazonで定価より高くなったフィギュアをリサーチしてヤフオク!やメルカリ、あるいはハードオフをはじめとした各リサイクルショップで仕入れて販売していくスタイルです。
ここで重要なのが、必ず「新品未開封」の商品を狙って仕入れることです。先にも述べたように、フィギュアを購入する客層の大部分は今なおオタクと呼ばれる方々が占めています。この客層の殆どは商品の中身の状態に加え外箱の状態にも厳しい方が一定数いらっしゃいます。そういった客をいかに満足させるかがこのせどりの鍵となるのです。(この理屈は、あくまで新品を扱う場合の話であって中古を扱う場合はまた事情が変わる。)
なので先に紹介した仕入れ先で、ヤフオク!とメルカリでリサーチする場合は必ず検索欄に「新品未開封」と忘れず入力するようにしましょう。
おまけ:各仕入れ先の特色について
おまけとして、各仕入れ先の特色について簡単に紹介していきましょう。
まずヤフオク!、メルカリと言ったネットオークション・フリマアプリで仕入れる場合、商品が破格の値段で手に入る可能性があります。これは利益を出すうえでとても大きいメリットとなります。次に、ハードオフをはじめとしたリサイクルショップの店舗仕入れについてです。この系列はフィギュアの値付けが甘い傾向があるため、思わぬ掘り出し物に出会える可能性があります。
また、ここでは名前を出しませんでしたがソフマップなどは店舗に加えネットショップも存在するため、商品のリサーチも含め心強い仕入れ先になってくれるでしょう。
ということで、今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとございました!